>

日本のスキーツアーの歴史を振り返る

高度経済成長期〜バブル

日本において、高度経済成長期のマイカー普及と高速道路網の整備がなされるまでは、県を越えるだけでも結構な長旅でした。
しかし道路網が整備されると、日本各地の自然豊かな場所は観光地化され、それはスキー場も例外ではありませんでした。
観光旅行会社もスキーのできるプランを展開していましたが、一気に隆盛を見せたのはバブル景気に入ってからのことでした。
映画やドラマなどの影響と、好況感の後押しで、若者たちが大挙して各地のスキー場へ訪れるようになり、旅行会社もさまざまなタイプのスキーツアープランを用意するようにもなりました。
現在のスキーツアーの原形は、このころに形作られたと言っても良いと思います。
スキー旅行は、冬の定番となりました。

バブル崩壊後から現在まで

しかし、平成初頭にバブルは崩壊し、日本は長い長い不況に入っていきます。
ごく一部の業種を除いてあらゆる産業が冷え込んでいきましたが、スキーツアー業界も例外ではありませんでした。
そもそもスキー場は冬季しか稼ぐことができず、しかも降雪量は少ない年もあるため、経営が不安定になりがちでした。
ただ、スキー場も「夏場はコンサートや大型イベントの会場として貸し出す」などの対策で、乗り切っていこうとし、ある程度の成功をおさめたところもありました。
また、不況および原油高による事情から、低コストの高速バスを利用した格安スキーツアーも出現し、特に2000年代からの高速バス規制緩和もあって、急激に利用者数を増やしていましたが、過酷なコストカットや業務が災いし、悲惨な事故も発生してしまいました。
現在は旅行会社やバス会社も規制を設けて安全を強化し、お客さん側も、安心をより強く求めるようになりました。


この記事をシェアする